2021年6月2日水曜日

ボヘミアン・ラプソディ【おすすめ映画10秒書評】

ボヘミアン・ラプソディ【おすすめ映画10秒書評】 



[おすすめ度] ★★  

[構成・展開] ★★

[音楽] ★★★★


[余韻・リピート欲] ★★


ボヘミアン・ラプソディ ひとこと


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ひとこと映画評論も50記事を超えてきまして、話題作は避けようと思いつつ本作は書かないと。

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先ず、前半は正直「これがなぜあんな評判なのだろう?」と入っていけなかったです。

展開が早過ぎて人物に共感できないし、困難を超えて成功を掴む型の成り上がり物語ではないです。世代でもファンでもないので前半の音楽も個人的には盛り上がりません。気が付いたらスターになっていて、「クイーンてこんな音楽だったんだ」という程度。


しかし…、中盤からやられます。最初は音楽よりも物語、この映画では「葛藤」というテーマに持っていかれます。同性愛なりマイノリティを武器にした映画や小説は無数にありますが、この映画の描き方は重過ぎずくどくなく、けれどクイーンでしか伝えられない構成になっていてしっかり残ります。

私ですらフレディはゲイであり若くして亡くなったのは知っていましたが、分かっていても引き込まれる物語は上手いなあと。


そしてもちろん醍醐味は音楽。最後のライブは鳥肌が立つほど圧巻であり(連れは号泣。笑)、このライブを聞くために映画をリピートしても十分に元が取れます。映画館で低音を感じないともったいない。


最後に、映画だけを観るとタイトルはいまいちピンと来なく(笑)、クイーンのことを調べるうちにそこそこなるほどと思えました。

全く世代ではない私も当然のごとくクイーンを聞きまくるようになり、まるで映画評論家が使うような安い表現ではありますが、フレディは確かにこの映画で生き返ったのかなあなんて思ってしまいます。

ボヘミアン・ラプソディ





もはやサントラ目的でこの種の映画を観るのですが、もちろん最高ですが日本で有名なあの曲は入っていないのでご注意を(映画観ながらあれ?と思っていましたが)。その理由も調べていくと面白いですよ。



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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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