2018年7月16日月曜日

【科学】 データ分析の力 因果関係に迫る思考法 [伊藤公一朗氏]

[著書名]  データ分析の力 因果関係に迫る思考法
 
[著者] 伊藤公一朗氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★★★

[ひとこと]


猫も杓子もビッグデータだAIだと名乗り続ける昨今、抽象的なAI妄想や既存技術の単なる言い換えではなく、「データ分析とは何か」を非常に分かりやすくかつ専門的に書き込んだ新書で、話題になったのが納得の1冊です。


この数年のビッグデータブームよりはるかに前から「とんでも因果関係」は至るところで使われてきました。宣伝側がバカなのか分かっていてバカを騙そうとしているのか(大半が両方)、ロジックの欠片も無い嘘が世の中に蔓延っております。

そんな中、本書は統計を一切知らないと読み進めるのに苦労するかもしれませんが、データ分析を実務でやるかに関わらず思考として教養として必須の分野だと考えます。


ランダム化比較試験(RCT)をベースとして、その手法や実例、適応できない場合の他の手法やそれぞれのプロコンなど、読み応え抜群の一冊です。Googleやオバマ元大統領の実例など、世界のトップ層がデータに対してどのようにアプローチしているのか学べる点が特に新しいと思います。




※詳細は画像より


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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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2018年7月7日土曜日

【子育て】 AI時代の子育て戦略 [成毛眞氏]

[著書名] AI時代の子育て戦略
 
[著者] 成毛眞氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★★★

[知識習得] ★★★

[ひとこと]

私もいよいよこんな本を読むようにな……ったかどうかをブログなんかで書くわけないでしょと。笑


このブログでも何度も紹介してきた著者で、古い本だと本は10冊同時に読め! (知的生きかた文庫) [ 成毛真 ]や、このAI時代シリーズだとAI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書) [ 成毛 眞 ]などはなかなか好きです。


今回は子育てがテーマですが、子育ての専門家ではないですし直接的な話は3割ほどでした。

それ以上に、遺伝の話や一流のプロになる人間の法則、グローバルにおける日本社会の特徴、AIやロボット工学、ゲームや最新ガジェットなど科学技術の今とこれからについて書かれています。

頭の良い子供を作るには、のようなテクニックが知りたいのならば(あるなら教えてくれ)本書はお勧めしませんが、読者自身にこそ大量のインプットがある安定の一冊だと思います。

「教育の専門家」などと嘯く輩なんかより、「実際に成功した」このような方の考えを聞く方がはるかにプラスなのは言わずもがなで。




※詳細は画像より


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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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2018年6月29日金曜日

【漫画】 ボールルームへようこそ [竹内友氏]

[著書名] ボールルームへようこそ
 
[著者] 竹内友氏

[おすすめ度] ★★ 

[物語・構成] ★★

[画力] ★★★

[ひとこと]


久しぶりの漫画紹介ですが、私の「今早く新刊出て欲しい漫画ランキング」でベスト5に入っています。ほんと、早く出て欲しい。笑

テーマは社交ダンス。主人公の男の子は中学生で社交ダンスに出会い(物語は高校生まで進む)、同年代の憧れやライバル、仲間と共に成長していく筋は王道の青春漫画。


最大の魅力は、女の子がとにかく可愛い。
 
……失敬。圧倒的な画力で描く女性たちとそのダンスがとにかく美しく、可愛く、綺麗です。(男性キャラも美形揃い)

著者は女性で、美大で社交ダンスをやっていたらしくこの漫画を描くための選ばれ抜いた人生のような。

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初めの頃は展開があまりにも早過ぎて、かつ完全なる初心者中学生が日本一のトッププロに突然出会いずっと付き合ってもらえるなどちょっと入り込めない部分もあり、ここまで好きになるとは思えませんでした。

しかし、あっという間に構成も上達し、画力もずば抜けると共にギャグの上手さも際立つようになり、「これは相当な漫画だ」と確信しました。


(漫画家によくありますが)体調が悪く休載が続き、この3年で2巻しか出ていないのがファンとしては寂しく心配でもあります。また1年以上前から月刊ですが連載は再開されているので、1年ぶりの新刊を心待ちにしております。



※詳細は画像より


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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
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  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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2018年6月24日日曜日

【歴史】 戦国武将の精神分析 [中野信子氏、本郷和人氏]

[著書名] 戦国武将の精神分析
 
[著者] 中野信子氏、本郷和人氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★★★

[知識習得] ★★★

[ひとこと]

マニアックなのは承知の上で私には大好物の一冊。


昔の歴史本のように物語に物語を重ねた武将与太話ではありません。

私が好きな歴史学者である本郷氏が15人ほどの武将の生涯や特徴を述べ、脳科学者の中野氏が各武将の「なぜ」を分析する構成。

過大評価や白か黒で決め打ちされやすい戦国武将を一人の人間として科学的に紐解くことで、歴史観に新しいインプットが得られると共に実益ある知識も身に着くかと。


伊達政宗はやるやる詐欺の天性のパフォーマーであったり、サイコパスの信長にソシオパスの松永久秀。異常な性欲なり家族殺しという側面から歴史を深堀していく対話はマニアには堪らないはずです。

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注意点は、そのマニア向けということ。

つまり定説なり歴史の全体感がないと「何が面白いのか」が分かりにくいと思います。

オキシトシンなり条件付きの愛情なりと犯罪や事件分析に近い点もあり、これが「最初の歴史本」だと歪み過ぎてしまうのでお勧めはしません。笑 



※詳細は画像より


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著者:ひさなお

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2018年6月18日月曜日

【エッセー】 KEEP MOVING 限界を作らない生き方 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由 [武藤将胤氏]

[著書名] KEEP MOVING 限界を作らない生き方 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由
 
[著者] 武藤将胤氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


ALS。

スティーブン・ホーキング博士やあの「アイスバケツチャレンジ」で有名になった難病です。

身体中の筋肉が動かなくなり、声を出すことや食事もできなくなり、最後は呼吸もできなくなる。平均寿命3-5年とも言われる病気です。


原因や治療法は未だ不明。

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本書は、その難病に20代の若さでかかりながらも、自ら様々なプロジェクトや事業を立ち上げ、テクノロジーや何より仲間と共にこの難病に挑む著者の生き様が詰まっています。


著者の武藤さんは驚くほど前向きかつ活動的にこの難病に挑み続けており、その姿には感服します。

しかし一方で、本書の随所に書かれる本音や悔しさ、何より家族や妻のインタビューには正直本を持つ手が震えてしまいます。

年齢の変わらない著者をとても評する気にはなれず、私ができることはALSを頭の片隅に置いておくこと、彼を少しでも応援するために数冊ですが本書を買って親しい友人にあげること、そして彼の姿勢を少しでも私自身の挑戦にも活かすことだと思います。

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最後に、著者は様々な人に支えられていますが、これはALSになったからではなく、なる前からの仲間が変わらず支え続けているのかなと感じました。

読み終わった後、自分にはそんな真の仲間がいるか、じっくりと考えさせられました。


……片手分くらいはいました。きっと。


ALSとの戦い、祈るという言葉を使うのが大嫌いですので、本書を買って広めて少しでも新しいテクノロジーの開発費に充ててもらえれば幸いです。




※詳細は画像より


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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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2018年6月10日日曜日

【経営】 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」[山口周氏]

[著書名] 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」
 
[著者] 山口周氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


グローバルエリートたちはより「アート」に投資し武器としてきている。

これは単に教養としてではなく、論理や理性で出す「コモディティ化する正解」は限界があり、これからは更に直感や感性が差別化になるという理論。


本書は経営を中心に、サイエンスやクラフトだけでなくアートの重要性について、大きくスキル、市場、社会システムの3点から考察しています。

著者は人事領域の超有名コンサル会社の方で、それ故文章に面白さはないものの(笑)読み応え抜群の玄人向けです。

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経営者やトップエリートをメインに書いていますが、サイエンスとアートの両立という崇高な領域までいかなくても、ロジックや数字しか見えない弊害や、計算さえすれば誰でも行きつく正解に価値が無くなることは重要なポイントだと思います。


プロマネやらシステムやらと外国を飛び回って仕事しながら小さな賞を獲る程度には小説家もやってきた私としては、「ほら俺は正しかった」と言いたくもなります。「一体何がやりたいんだ」とか散々言われましたし。笑

まあアートはセンスですので、「アートが重要だ学ばなくては」と随分歳がいってから動くのでは遅いし、地道な積み上げが必要なサイエンス側から逃げるために感覚のみでどうにかしようとするビジネスも当然上手くいかない。


詰まるところ、両方半端な領域を超えないと真のグローバルエリートにはなれないということでしょうか。難易度の高い時代で困りますなあ…。



※詳細は画像より


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著者:ひさなお

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2018年6月2日土曜日

【古典】 こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り [木村耕一氏]

[著書名] こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り
 
[著者] 木村耕一氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


私はこの「こころ」シリーズが大好きで、以前書評を書いたこころ彩る徒然草 兼好さんと、お茶をいっぷく [ 木村耕一 ]に続く本作も楽しみでした。


方丈記と聞くと、一問一答で覚えた「鴨長明」が思い出されますが、実際に鴨長明がどのような人物で、どのような人生を歩み、この方丈記とは何が書かれているのかは何も覚えていませんでした。(そもそも覚えた記憶も教科書にきちんと乗っていた記憶もありません)


本書は、綺麗な写真や可愛いイラストと共に、非常に読みやすい意訳で鴨長明が何を伝えたかったのかが書かれています。
 
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最近は安易に「波乱万丈」などという言葉を使いますが、鴨長明の生涯にこそ当てはまる言葉だと分かりました。

そんな彼が方丈記を通して伝えるのが、人生や時の儚さ、つらさ、不条理さ、切なさ、けれど尊さです。出会いの大切さや、反対に財産を貯め込むことの愚かさなども書かれています。


このシリーズを読むと、自分は何を小さなことにこだわっていたのだと毎回思い知らされます。大げさではなく涙が出そうになります。

本棚の見える位置に置いておき、「時と人の大切さ」を日々思い出していきたいです。




※詳細は画像より



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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
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  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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