2018年6月2日土曜日

【古典】 こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り [木村耕一氏]

[著書名] こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り
 
[著者] 木村耕一氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


私はこの「こころ」シリーズが大好きで、以前書評を書いたこころ彩る徒然草 兼好さんと、お茶をいっぷく [ 木村耕一 ]に続く本作も楽しみでした。


方丈記と聞くと、一問一答で覚えた「鴨長明」が思い出されますが、実際に鴨長明がどのような人物で、どのような人生を歩み、この方丈記とは何が書かれているのかは何も覚えていませんでした。(そもそも覚えた記憶も教科書にきちんと乗っていた記憶もありません)


本書は、綺麗な写真や可愛いイラストと共に、非常に読みやすい意訳で鴨長明が何を伝えたかったのかが書かれています。
 
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最近は安易に「波乱万丈」などという言葉を使いますが、鴨長明の生涯にこそ当てはまる言葉だと分かりました。

そんな彼が方丈記を通して伝えるのが、人生や時の儚さ、つらさ、不条理さ、切なさ、けれど尊さです。出会いの大切さや、反対に財産を貯め込むことの愚かさなども書かれています。


このシリーズを読むと、自分は何を小さなことにこだわっていたのだと毎回思い知らされます。大げさではなく涙が出そうになります。

本棚の見える位置に置いておき、「時と人の大切さ」を日々思い出していきたいです。




※詳細は画像より



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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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