2018年6月10日日曜日

【経営】 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」[山口周氏]

[著書名] 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」
 
[著者] 山口周氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


グローバルエリートたちはより「アート」に投資し武器としてきている。

これは単に教養としてではなく、論理や理性で出す「コモディティ化する正解」は限界があり、これからは更に直感や感性が差別化になるという理論。


本書は経営を中心に、サイエンスやクラフトだけでなくアートの重要性について、大きくスキル、市場、社会システムの3点から考察しています。

著者は人事領域の超有名コンサル会社の方で、それ故文章に面白さはないものの(笑)読み応え抜群の玄人向けです。

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経営者やトップエリートをメインに書いていますが、サイエンスとアートの両立という崇高な領域までいかなくても、ロジックや数字しか見えない弊害や、計算さえすれば誰でも行きつく正解に価値が無くなることは重要なポイントだと思います。


プロマネやらシステムやらと外国を飛び回って仕事しながら小さな賞を獲る程度には小説家もやってきた私としては、「ほら俺は正しかった」と言いたくもなります。「一体何がやりたいんだ」とか散々言われましたし。笑

まあアートはセンスですので、「アートが重要だ学ばなくては」と随分歳がいってから動くのでは遅いし、地道な積み上げが必要なサイエンス側から逃げるために感覚のみでどうにかしようとするビジネスも当然上手くいかない。


詰まるところ、両方半端な領域を超えないと真のグローバルエリートにはなれないということでしょうか。難易度の高い時代で困りますなあ…。



※詳細は画像より


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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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