[おすすめ度] ★★★★☆
[構成・展開] ★★★★☆
[テンポ・面白さ] ★★★★★
[演技力] ★★★★☆
[ひとこと]
好きな作家である黒川博行氏の小説「疫病神シリーズ」で、直木賞を受賞した『破門』の映画化バージョン。
実は3年前からスカパーで濱田岳と北村一輝のダブル主演で実写化はされており、原作ファンとしても「これ以上ない二人」だと思っていたので、今回の映画化は期待と不安が半々でした。
映画の方の二人は、佐々木蔵之介と関ジャニの横山くん。もちろん唯一で最大の不安要素は、濱田岳が演じた役を横山くんがどこまで演じられるか。。
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私の感想は、横山くんが濱田岳とは違った味を出しており、下手に演技をしない姿が原作のキャラクターにも相性がよく、彼のキャストに相当なセンスを感じました。
佐々木蔵之介もさすがの演技力で、満足度の高い作品になっていたと思います。
物語自体は原作に忠実で、私が好きな(?)金融ヤクザネタを軸に、非常にテンポのよい笑いを詰め込みながら現実離れしない構成です。小説は私が好きな(?)不動産ヤクザネタが散りばめられていますが、誰でも楽しめる話になっています。
直木賞の物語を安定とポジティブサプライズの演技で作り上げており、映画もシリーズ化して欲しいくらいです。
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著者:ひさなお
TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。
第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。
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