グリーンブック【おすすめ映画ひとこと評論】
[おすすめ度] ★★★★★
[構成・展開] ★★★★☆
[面白さ] ★★★★★
[感情移入度] ★★★★★
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グリーンブック ひとこと
第91回アカデミー作品賞を受賞したグリーンブック。
黒人の天才ピアニストが1962年のアメリカ最南部でのツアーを決意。運転手兼ボディーガードに選んだ(黒人嫌いの)イタリア系アメリカ人と共に旅する実話をもとにした作品。
永遠のテーマである人種差別。この作品もアカデミー賞を獲るくらいだからテーマ性重視の作品…かと思いきや、とにかく「面白い」のである。主人公のイタリア系アメリカ人(トニー・リップ)が抜群の輝きを放ち、あっという間にこの作品を好きにさせてしまう。
2017年に同じくアカデミー作品賞を獲り、まさにこのブログで「デートで観たら一巻の終わり」と酷評したムーンライト Blu-ray スタンダード・エディション【Blu-ray】 [ トレヴァンテ・ローズ ]も人種やあれは同性愛もテーマにしてるが、メッセージ性が強すぎる、と言うか独りよがりの文学的過ぎて耐性のある私ですらきつかった。(ちなみにグリーンブックで準主役のまさに黒人ピアニストはムーンライトにも出演している)
それに比べてこの作品はキャラクターとリズム感が抜群によく、とは言えきちんとメッセージ性や残るシーンもあり、物語を通し2人共が成長していく王道の構成になっている。
今年のアカデミー賞は特定の要素に偏らず完成度で決めたのかな、と個人的には納得の作品だった。
※ミュージカルではないものの時折挟まれるピアノもまた素敵。ぜひお勧めしたい。
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