[著者] 伊藤公一朗氏
[おすすめ度] ★★★★☆
[読みやすさ] ★★☆☆☆
[知識習得] ★★★★★
[ひとこと]
猫も杓子もビッグデータだAIだと名乗り続ける昨今、抽象的なAI妄想や既存技術の単なる言い換えではなく、「データ分析とは何か」を非常に分かりやすくかつ専門的に書き込んだ新書で、話題になったのが納得の1冊です。
この数年のビッグデータブームよりはるかに前から「とんでも因果関係」は至るところで使われてきました。宣伝側がバカなのか分かっていてバカを騙そうとしているのか(大半が両方)、ロジックの欠片も無い嘘が世の中に蔓延っております。
そんな中、本書は統計を一切知らないと読み進めるのに苦労するかもしれませんが、データ分析を実務でやるかに関わらず思考として教養として必須の分野だと考えます。
ランダム化比較試験(RCT)をベースとして、その手法や実例、適応できない場合の他の手法やそれぞれのプロコンなど、読み応え抜群の一冊です。Googleやオバマ元大統領の実例など、世界のトップ層がデータに対してどのようにアプローチしているのか学べる点が特に新しいと思います。
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※詳細は画像より
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著者:ひさなお
TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。
第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。
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