2018年5月19日土曜日

【化学】 愛と分子 惹かれあう二人のケミストリー [菊水健史氏]

[著書名] 愛と分子 惹かれあう二人のケミストリー
 
[著者] 菊水健史氏

[おすすめ度] ★★ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


難しくて、不思議で、化学なのに哲学的で、ロマンチックで、過激で、現実的な、新しい本でした。


本書はオスとメス、親と子、さらに人間と犬など、愛によって結ばれる(または結ばれない)生物同士のつながりを「分子」によって読み解いています。

前半はカラーの写真で様々な生物の絆が描かれ、後半は生物学や分子遺伝学からそれぞれの解説がなされています。

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 愛とは何か。


無限に答えが生まれそうなこの問いに、本書は、様々な「分子」に操られた生物の持つ反応の一つ、と答えています。

これだけ聞くと無機質に聞こえてしまいますが、実際は感動すらする「生物の神秘」がこの分子には込められているのだと知りました。


私は実家に帰るたびに10歳を超えた愛犬と本気で抱き合います。

その「全てが伝わっている」と本書を読んで分かった時、分子に感謝すらしました。


頭も使いますしマニアックな本ですが、素敵な一冊だと思います。


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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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