[著者] 菊水健史氏
[おすすめ度] ★★★☆☆
[読みやすさ] ★★☆☆☆
[知識習得] ★★★★★
[ひとこと]
難しくて、不思議で、化学なのに哲学的で、ロマンチックで、過激で、現実的な、新しい本でした。
本書はオスとメス、親と子、さらに人間と犬など、愛によって結ばれる(または結ばれない)生物同士のつながりを「分子」によって読み解いています。
前半はカラーの写真で様々な生物の絆が描かれ、後半は生物学や分子遺伝学からそれぞれの解説がなされています。
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愛とは何か。
無限に答えが生まれそうなこの問いに、本書は、様々な「分子」に操られた生物の持つ反応の一つ、と答えています。
これだけ聞くと無機質に聞こえてしまいますが、実際は感動すらする「生物の神秘」がこの分子には込められているのだと知りました。
私は実家に帰るたびに10歳を超えた愛犬と本気で抱き合います。
その「全てが伝わっている」と本書を読んで分かった時、分子に感謝すらしました。
頭も使いますしマニアックな本ですが、素敵な一冊だと思います。
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※詳細は画像より
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著者:ひさなお
TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。
第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。
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