2017年10月8日日曜日

【世界】 日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと [森美知典]

[著書名] 日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと 

[著者] 森美知典氏

[おすすめ度] ★★☆ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★

[ひとこと]



この本では20人の世界で生きる日本人が紹介されています。

ある程度有名な方もいれば、こんな生き方できるのかという変わり者もおり、著者が直接渡航し20人全員と話をした結果生まれた本です。


(ご存じ)私も他の日本人と比べれば間違いなく変わり者で、UCLAに留学したりTOEIC満点を取ってみたり世界という物に憧れる不思議な学生でしたし、今では一か月に少なくとも一か国は飛ぶような仕事をしています。

そんな私ですら、世界への憧れを思い出させてくれるような一冊でした。


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ここに出てくる20人は、私のような「日本から世界を回るビジネスマン」ではなく、様々な理由で世界のどこかに飛び、現地に住みながら何かしらのビジネスを立ち上げた(多くは飲食店が軸)方々がインタビューされています。



面白いのは、その世界に飛んだ理由はほとんどの場合縁というかタイミングというか流れというか、「とりあえず行ってみた」から全てが始まったケースが実に多いことです

言葉やコネも一切ない状態からどうにか築き上げた人たちもたくさんいます。


日本で特別であったり、徹底的に準備をした人間だけが世界に行けるわけではなく、「片道切符さえあればあとは行ってから」でも何とかなる(ならなければ帰ってくるだけ)と思わせてくれます


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一度きりの人生一度は世界で…という気持ちは誰よりも分かるつもりです。

その思いを日本のサラリーマンという枠だけで考えていると、20代、30代で結果を残し、40代で海外プロジェクトに選ばれたい…となるかもしれませんが、世界に挑戦できる方法は無数にあることに気付かせてくれます。


単なる放浪スタンプラリーであれば誰でもできますが、「世界で仕事をする」となると日本の最低5倍は大変だと思います。英語が全く問題なくても、単純な疲労感だけでも何倍にもなります


けれど一方で、人生は間違いなく10倍以上広がり楽しくなります。
 
いい悪いではなく単に生き方の問題ですが、「世界と繋がる快感」は経験しないと絶対に分からない物です。


その世界への切符が、少なくとも片道分ならば誰にでも与えられると気付かせてくれる本ではないでしょうか。






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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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