2017年5月4日木曜日

【映画/漫画】 寄生獣 [山崎貴監督]

[作品名] 寄生獣


[監督] 山崎貴監督  


[おすすめ度] ★★

[構成・展開] ★★

[哲学] ★★★★


[CG] ★★


[ひとこと]


邦画でお勧めを聞かれた場合、相手にもよりますが同年代の男ならば『寄生獣』を答えます。


ドラマの延長である映画はあまり観る価値は無いと感じる一方、原作が小説や漫画は良作の確率はぐんと上がります。

特に漫画は元々が「画」だけに相性は良く、世界観やキャラクターも練り込まれていて完成度は高いです。


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中でも圧倒的によいのがこの『寄生獣』。

飛ぶ鳥を落とす勢いである山崎貴監督の十八番、CG

漫画は実写化不可能と言われていましたが、漫画だとグロテスクな絵になりがちな(すぐに慣れますけど)戦闘シーンが、大迫力のアクションに生まれ変わりました。


また、ストーリー展開も「そう持っていくのか…」というインパクトがあり、良くもつらくも心が動く物語です。


そして何より、これは人間や社会に対して普遍的な問いかけをしています


「人間こそ化け物ではないか」


原作は相当前に書かれていますが、人が変わりテクノロジーが変わろうとも消えることのない矛盾。

セリフも適格で洒落ていてセンス抜群。


一見気持ちの悪い映像に躊躇するかもしれませんが、この物語を特別にする大事な要素であり、総合力の極めて高い良作としてお勧めできます。


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漫画も新装版になりました。今のひたすらニッチを狙う漫画市場では出にくい名作かと。





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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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